【感想】KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「最後のドン・キホーテ THE LAST REMAKE of Don Quixote」作/演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ、(MBSスカイシアター)

大倉孝二くん主演ならぜひ見たい、ドン・キホーテか、実はよく知らないけど。
前半2時間、休憩15分、後半1時間半の長丁場。
ケラ氏のいつもの長いやつか…また途中どこかでウトウトしちゃうんだろうな…といううんざりした気持ちと、真ん中・前から4番目という良席で上がるテンションとの間で揺れ動く、期待と不安。

それが、いい意味で裏切られました。
いやぁ、おもしろかった!!長さ全然感じなかった!

いつものケラさんのくどさ・まだるっこしさが今回は最小限で、すごく、すごく分かりやすく見やすい舞台だった。
これ、舞台を普段あまり見ない人にも薦めやすい。(まぁ3時間超のを普通は薦めないか(笑))

舞台演出も洗練されていて、風車をモチーフにした装置が、作り込みすぎなくて良い感じ。
そしていつもながら、音楽&映像の効果がほんとシャープでかっこいい。特にオープニングは毎回毎回、ゾクゾクするくらい楽しい。

役者さんみんな達者なのだが、やっぱり、主演の大倉くん。最高です。
あの独特の間、ふざけてるのか真面目なのか、わからないあの感じ。おかしみと哀愁とかっこよさ。今回も素晴らしかったです。

購入したパンフレットを読むと、今回のような大掛かりな舞台はしばらく休む、とのことだった。
でもこれ、再演してほしいなぁ。もっともっと、たくさんの人に見てほしいな。

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