【感想】唐組　第42回公演「ジャガーの眼 2008」

「ジャガーの眼 2008」、唐組、作/演出　唐十郎、　(井の頭公園 木もれ日原っぱ)

再演モノです。伝説の詩人として、寺山修司氏の名前がバンバン出てくる遊び心が笑えます。

再演だけあって、とてもまとまりよく完成度が高い。ミュージカルショー？と思わせるくらい。
今回は、いつものレギュラー俳優陣が、それぞれの役割を十二分に演じ切っていて、すばらしい。（今回は、赤松さんが大活躍やったけど、私としては、藤井さんがいつもにも増して、妖しく哀しく、そして美しかったと思う）
新しく舞台に上がったと思われる若い人たちもたくさんいて、彼らもしっかりとした演じてた。

そして、なんといっても、光ったのは、唐さんの娘さんの大鶴美仁音さん。（いくつだろ？中学生くらいなのかな？）なんやろ、舞台を壊すような素人っぽさはないのはもちろん、ヘンにこなれた感じもなく、役割にしっかりすっぽりとハマっている。でもやっぱりフレッシュな魅力もあって、いやーすげぇわ～とひたすら感嘆。

いつもどおり、エキサイティングで心から楽しいひと時、赤テントでの2時間ちょっとでした。
 

今までの唐組　鑑賞記録

• 「夕坂童子」　(新宿　花園神社)
• 「眠りオルゴール」(再演)　(井の頭公園 木もれ日原っぱ)
• 「シアトリカル　唐十郎と劇団唐組の記録」（※ドキュメンタリー映画）
• 「行商人ネモ」　(新宿　花園神社)
• 「透明人間」　(井の頭公園　木漏れ日原っぱ)
• 「紙芝居の絵の町で」　(新宿・花園神社)
• 「カーテン」　(西新宿原っぱ)
• 
  「鉛の兵隊」　(西新宿原っぱ)
• 「眠りオルゴール」　(西新宿原っぱ)