【感想】Bunkamura Production 2025 「アリババ」「愛の乞食」
Bunkamura Production 2025 「アリババ」「愛の乞食」、作/唐十郎、演出/金守珍、(森ノ宮ピロティホール)

2019年に同じ場所で見た、「唐版 風の又三郎」が、私の観劇経験の中でもトップクラスくらいによかったので、今回も期待していったのですが…(しかし、席はホントの一番後ろの端っこしか取れなくて…)
結論、前回ほどの感動は得られなかった。
実は前回も迷った末にチケットをとったので、席は悪かった。が、それでも夢中になった。
今回は、「遠い…もっと狭いテントでみたい…」「これはテントで熱気を間近で感じてこそ見る内容だ…」と感じる事が多くて、だからか、集中力が切れがちで、途中うつらうつらしてしまった。
そしてやっぱり、あの怒涛のような台詞回しは、関西弁じゃないほうが好きだ。より直線的に入ってくるから。
もちろん私は関西人で関西言葉が好きだけど、唐さんの芝居は、やっぱり唐さんが書いたとおりの口調で聞きたい。
しかし、「愛の乞食」のラストの演出はほんとうに素晴らしかった!あそこだけでいきなりドドーンと揺さぶられた。美して華やかで、鮮やかで、なんかせつなくて。ちょっと涙出た。
だからこそ、なんか惜しい!
もうちょっと近くで見れたら、かなり違ったんだろうなぁ~。
そして東京でテントでやってたのを見たかった。まぁチケット取れなかったと思うけど。
新宿梁山泊も、東京にいるときに行っときゃよかったな。
そして一度だけ見て心掴まれた「唐版 風の又三郎」を再度見たくなる。
紅テント、随分行ってないなぁ…。

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