【感想】ル=グィン「ゲド戦記　影との戦い」

小説,アーシュラ・K・ル＝グィン Ursula K.Le Guin, 「ゲド戦記　影との戦い」 A Wizard of Earthsea, 岩波,清水真砂子　訳

他に読まなければいけない本が山積みだったのですが、どうしてもコレを読み返したくなって手に取りました。
最近、1度読んだものはめったに読み返すことがないのですが、この本を前回読んだのは、そういえば10年前くらいになります。

静かで淡々として、子供向けに書かれてるけど、でもとても厳しい内容を語っているお話だと思います。

前回はざっと流して読んでいて気がつかなかったけど、今回とても心に染みた一文がありました。

「つらいことだが、彼にはよくわかっていた。自分がしなければならないことは、しでかしたことを取り消すことではなく、手をつけたことをやりとげることだった」

原文はなんて書いてあるのかな。

同じくらい前に読んだゲド戦記の続編3冊、そして未読の、最近出たという1冊を、また読みたいです。