【感想】有川 浩「阪急電車」

小説,有川 浩,「阪急電車」,幻冬舎

4344014502 阪急電車
有川 浩
幻冬舎  2008-01

by G-Tools

わりとよくできていて、読みやすいし読後感も良かったです。

物語の舞台は、阪急今津線、モロに私が生まれ育ったところです。

ああこの大学生はあの大学のことやなぁとか

この女子高生は、私の母校の子なんかもなぁとか

甲東園から仁川を走っているときに見える風景とか

宝塚の「花のみち」とか

宝塚ファミリーランドの跡地にはドッグランドができた、とか・・・

場所や設定がものすごくリアルでグッときて、まさにこの感情を言い表すなら
萌え~」です(笑)。

惜しむらくは、一番描写が詳しい「小林(おばやし)駅」だけ、私が唯一ちゃんと降りたことのない駅だったこと。今度帰省したとき小林いったろうかな(意味ないがな)

私が東京来てから東急大井町線や池上線が好きなのは、都会の中のローカル線といった風情が今津線と似てたからなのかな、なんて思ったりしました。

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