【感想】大野更紗 「困ってるひと」

大野更紗さんも、この本のことも、2011年の震災の後くらいに、ラジオで知りました。
それ以降、やはりラジオで対談されているのも聴いたので、なんとなく、だいたい知った気でいました。

今回、なんだか急に読みたくなって手に取りました。
中盤あたりは、ただ読んでるだけなのに、本当に辛くてたまらない気持ちになったり、その後、さめざめと涙が出てきたりと、結果的にものすごく心揺さぶられました。

 

闘病記というジャンルは、悲劇的なイメージがありつい経験しがちなのですが、やはりその名のごとく「闘い」なのだということ強く感じました。
自分はいまだ、一度も「闘っ」たことはない、だからこそこのエッセイを読んで、ガツンと来たのかもしれないな、と思いました。

 

いやぁ、すごいんですよ。ほんと。
生きるって。