【感想】万城目学「六月のぶりぶりぎっちょう」
万城目学「六月のぶりぶりぎっちょう」文藝春秋(Audible)
大好きなマキメさんの新作。今まで通り活字で読みたいところだったが、なんとなくAudibleで聴いてしまった。
私は、「三月の局騒ぎ」のほうが気に入った。
「鴨川ホルモー」っぽい雰囲気がやっぱりいいんだよなぁ。日常と非日常が微妙につながったままで、ファンタジーに傾きすぎないのが、いい。読み終わった後も、気持ちの良い余韻が残るんだよね~。
「六月のぶりぶりぎっちょう」は、音声で聞いたせいもあるけど、ちょっとやかましくて⋯。登場人物がやたらと叫び合う展開が多くて、ちょっと単調だったかな?戦国時代が舞台の「とっぴんぱらりの風太郎」のときも思ったけど、「マキメさんにしては、わりと、ふつう⋯?」(笑)。色々言われていた映画「本能寺ホテル」のリベンジだったのかな。

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