【感想】重松清「日曜日の夕刊」

小説,重松清,「日曜日の夕刊」,毎日新聞社

短編集。
これは、私が仕事をしないで家で専業主婦生活をしていた約1ヶ月の間、聞いていたNHK-FMでたまたまこのうちひとつの作品の朗読をきき、それでちょっと気に入ってしまったため本まで探して読んでみた、というのもの。

実際読んでみても、このトップバッターの作品「チマ夫とガサ子」がお気に入りだったが、これ、朗読きいてなかったらそんなに思い入れ生まれなかったと思う。
ということで、朗読って案外いいものだなぁとちょっと見直しました。(このときの朗読は、たしか松田洋治さんだったと思う。彼の名前をきくといまだに「ナウシカ」のアスベルを思い起こしてしまう往年のアニメファンなワタシ・・・。あのころは下手クソやなと思ってたが、あれから20年くらい経ってるんですもんね。朗読はとってもよかった。)

この作品集の中でも、私が面白いと感じたのは、やはり、語り手がより自分に近い年齢のものだった。私が「定年ゴジラ」にそれほど感動しなかったのも、単に、自分とは離れた世代が主役だからってだけかナァ。

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