【感想】「夢売るふたり」

「夢売るふたり」,日本,2012,西川美和,(ヒューマントラストシネマ有楽町)

西川美和監督作品は初めて。
「ゆれる」「ディア・ドクター」の人だったんですね。そうか、だから鶴瓶や香川照之とか出てたのか?

悪くないんだけど、見終わった直後の感想は「あー、なんか疲れたな・・・」でした。

松たか子と阿部サダヲ、熱演なんだけど、なんだか夫婦に見えない。
特に松たか子は、何やっててもやっぱり松たか子なんだよね。
凄みがある点はよかったけれど、でもこの役をやるには、垢抜けすぎ・目立ちすぎだと思う。

そう、全体的に有名俳優が多すぎたような。
田中麗奈の幸薄い女とか、木村多江のシングルマザーとか、なんかもう、またか、こりゃセルフパロディか?ってかんじ。
このキャスティングでこの設定なら、もっと思い切ったコメディタッチにして最後ズドーンと落とす、みたいな方がいい気もしました。 

むしろ、ほとんど無名の人ばかりでやったほうが、入り込めた気がするなぁ。
(日本のこと知らない外国人が見たほうが、先入観なく見れていいのかも) 

女の人を描くって意味ではリアルな場面は多々ありました。
生理になると、精神的に不安定になるよね、とか。
親戚とか夫の実家とかとの接触が唐突にあると、思わず泣けてくるのとか。 

そういう、部分部分はよかったけれど、全体としてグッとしっかり掴まれるところはなかった・・・というかんじかな。

帰りに、じゃぁ誰が演ったら納得するんやろと夫と話しましたが、
まぁ我々が知ってる範囲の俳優・女優は有名人ばかりなので、なかなか思い当たらない(笑)

その後、私が思いついた里子役は、小池栄子もしくは酒井若菜。
小池栄子は、意外と、自分を殺せる演技をすると思うのです。顔は小池栄子だけど、中身はその役の人そのもの、昔からそこにいたった感じがするんですよね。自然な感じ。
あと、酒井若菜は、可愛げも色気もあるけど、ほどほどに品がなくて幸薄そうなのがいいかなっと(ひどい笑) 

てな感じでした。
そういえば鈴木砂羽も、いつもあんな役やなー。しかし、しょっぱなのゲロ吐きシーンはリアリティ抜群だった(笑)。 

お問い合わせ

制作依頼・ご感想・ご質問・お見積りなど、お気軽にお問い合わせください