【感想】宮部みゆき「ソロモンの偽証」

小説,宮部みゆき,「ソロモンの偽証」三部作, 新潮社

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なんとなく図書館で手にとった。
てっきり二部作だと思ったら三部作でびびった(笑)。

例によって、宮部みゆき作品にはいつもグイグイひっぱられて、後半はいくら長くても一気に読んでしまう。
もっとゆっくり楽しみたいという気持ちもあるのだが、どうしても先が気になってダメ。最後は急いで読みすぎてクラクラしてしまう。

Amazonの批評にもあったが、たしかに皆中学生とは思えないほど能力が高い。
あんな語彙をポンポン操れないでしょ普通。

まぁでも、それは置いといて、私は全体的にけっこう楽しかった。
「小暮写眞館」を読んだ時にも、いい子ちゃんばっかりだなぁと思ったけど面白かったのと同じ。
キャラクターがみんな生き生きとしていて、こういうお話があってもいいよね、と思う。

ただ、神原和彦くんにはさすがに違和感あったかな。
助手の野田くんは、最初からとても丁寧に状況や心情をつづっていたので余計その対比が目立たった。
神原くんは、設定もかなり特殊だ、能力も異常に高いし、そもそも登場の仕方がファンタジーみたいだし、もうちょっとどこか人間臭さが最初からほしかったなぁ。

 

宮部みゆきの作品の感想(実際はもうちょっと読んでる・・・)

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