【感想】「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」

「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」,日,2016,監督/脚本 宮藤官九郎(TOHOシネマズ新宿)


まさに痛快娯楽映画!
2時間ちょいの時間を感じさせないテンポの良さ、最後はさわやかハッピーエンド(って良いよねあれは?)。

クドカンのTVドラマ・映画を全部見てるわけではないんだけど、随分昔の「真夜中の弥次さん喜多さん」の頃に比べたらずいぶん丸くなったというか・・・。
ひたすらバカバカしく笑えて、でもちょっとキュンとさせて爽やかな風を一瞬ふかせて、あとは勢いまかせのロックンロールでみんな飛んじゃえイェーイ!なエンタテイメントになってた。
全体的には、テレ朝のドラマ「11人もいる」に雰囲気似てたかな。あ、それは主役が同じ神木隆之介くんだからそう思うだけか?

それにしても豪華なキャスティングだった。
私のような音楽シロートでも知ってる日本人ギタリスト、のきなみ出てたんじゃないかしらん。
ギターをちょっとかじったことあれば、もっとマニアックな面白さを楽しめたんだろうなぁ。

クドカン作品のいつものメンツはいつもどおりよかったけど、おそらく初お目見え?の尾野真千子、やっぱりすごかった。
彼女の大ファン、ってわけじゃないんだけど、朝ドラ「カーネーション」以来、彼女に対してはもう完全に感服しきってまして、私。
面白い役、難しい役であればあるほど、予想の斜め上をいってくれるので釘付けになっちゃう。
女優さんてことを忘れるのよね。今回の「死神」も、「あ、なんかほんとにヤバイ変な人が来ちゃった」て思えたもの。
「生々しいくらいの素の姿」に見えちゃうんだよね。だから時々、屈託ない笑顔とかされるとさらにヤバイ。こっちのハート捕まれてグラリと来ちゃうわ。

映画館、小さめの箱で、ほぼ満員だった。
終わった後、あちこちで「中村獅童どこに出てた?」に私も同感。
あとでWebサイト見て仰天した。あんなん分かるか!!(笑)

 

お問い合わせ

制作依頼・ご感想・ご質問・お見積りなど、お気軽にお問い合わせください