【感想】「となりのトトロ」

「となりのトトロ」,日本,1988,宮崎駿,(TV)

最近にいたるまで、いつもなんども見ているような気がしていたが、よくよく考えるとまともにみたのは10年以上前かもしれない。
わたしらの世代が慣れ親しんだ、CG導入前の、日本のアニメーションらしいアニメーションのタッチがホッとする。そしてとてもていねいなつくり。
公開当時、多感な?中学生だった私は、この映画のあっけない終わり方に「はっ?それで終わり?」と拍子抜けしてそれっきりだった。
三十路を迎えた今、見て、場面によっては涙ぐんでしまうのは、ひとえにトシのせいかしら(笑)。

宮崎駿といえば、私はラピュタが一番!派なのですが、最近の彼の作品は、グロテスクで暗い雰囲気がどこかに漂ってると思います。作品が作者の年齢とともに変わってくるのは自然な流れだと思いますが、やはり私は西洋のどこかわからん国で冒険やってるような話をやってたときが、いちばん好きで面白かったナァ。(ラピュタであり、カリオストロであり、コナンであり・・・・あと暗かったけどナウシカも)

そいうことでひさびさの西洋モノということで「ハウルの動く城」楽しみにしてるんですが、声優がキムタクときいてちょっとがっかりです。私が保守的なせいなのか、どうもやはり、アニメ映画の声は、アニメの声優かもしくは声優慣れしている俳優さんにやってもらわないとしっくりこない。なんでしょうかね、あの平面的な2Dの顔には、フツウの人間が出す声とはちょっとちがうトーンでないと、なぜかなじめないのです。
最近はふつーの俳優女優がアニメ映画の声あてることが多々ありますが、よかったと思えることホント少ない。
ちなみに、今年みた「イノセンス」はちゃんとアニメの声優さんだったので、安心して見れました(笑)。
「スチームボーイ」も見に行こうと思ってるのですが予告を見た限りだと鈴木杏の声が浮いてるように聞こえた・・・(鈴木杏自体はキライじゃないです。)

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