いわきを味わう夏ツアー に参加してきました

FunTohokuさんといわき農商工連携の会「ine(いーね)」さんによる、福島県いわき市への日帰りバスツアーに昨日参加してきました。

いわき農商工連携の会 http://ine.main.jp/

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私は、「ボランティア」「地域貢献」などを前面に掲げたイベントごとに、二の足を踏んでしまう傾向があります。
しかし今回は、友人(koharuのViviさん)がFacebook上で参加しているのを見て、なぜか「これ、行ってみたい!」とスイッチが入り、参加を決めました。NGOで働いている友人ひとりを誘って。

※デジカメを持っていったのに、シャッター押したら「NO CARD」の表示・・・
久々にやってしまいました。SDカード差し忘れ。 というわけで今回はスマホの写真です。あぁ、残念無念。 

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朝7:20に、東京駅近くの新丸ビル前に集合。
FunTohokuの藤森さん、鵜澤さんから、手作りのかわいい「旅のしおり」をいただき、バスに乗り込みます。
バス内では、いわき市の紹介動画を見たり、自己紹介タイムやいわきの特産品が景品のクイズ大会などもりだくさん。
そして、バスの一番前に座っていた、赤い色のツナギの陽気そうなおにーさんも自己紹介。お世話になるファームのひとつの白石さん。東京からいわきに戻るところだそうで、その白石さんの焼きネギドレッシングの試食をしたりしているうちに、あっというまに現地着。
(白石さんについてはこちらご参照>野菜の「旬」にこだわり、仲間とともに風評被害に立ち向かう 白石長利さん | ココロココ i )

10:30頃に、最初の訪問地、生木葉(なまきば)ファームさんへ。

前回のツアー時にはまだなかったという、立派な屋根付きの食堂(屋根はソーラーパネルになってた)に通されます。今回のツアーを仕切ってくださっている、ineの北瀬さんからごあいさつ。
(北瀬さんについてはこちらご参照>ineいわき農商工連携の会 | ココロココ

そしてファームの代表、佐藤さんに案内していただきました。
(佐藤さんについてはこちらご参照>ボランティアやツアー客、地元仲間との交流が農業を続ける力に―生木葉ファーム 佐藤良治さん | ココロココ

この日は、台風一過らしく、快晴で日差しが強烈。
畑の暑さは、父の田舎で多少経験していて予想はしていたものの、いやぁ、暑かった!
思えば1日振り返ってもこの時が一番ひどい暑さだった気がします。ヒィヒィ。

小麦

赤紫蘇たっぷり

この畑は潰してまた違うものを植えるから、今生えてるもんは自由にとってって良いよ~というありがたいお言葉。みなさんがんばっていろいろ摘んでいらっしゃいました。
(私は飛んでるバッタと水場で泳ぐおたまじゃくしのほうに心が奪われていました(笑)。こどもか。)

自家製「ぼかし」(発酵有機肥料)を作っている場所も見学。

ハウスにある、ナスやミニトマトを少し収穫させてもらいました。

きゅうり!

ズッキーニ!(こんな風になるって知りませんでした)

 

そして食堂に戻って、いよいよお食事ターイム!
こんな方たちのご協力のもと、美味しいお料理に舌鼓を打ちます。(すんません、ざっくりまとめてしまいました)

Hagi フランス料理店@福島県いわき市 ~素材にこだわり1日1組のみ予約~

ファーム白石@福島県いわき市 ~自然農法・無農薬・無化学肥料栽培~
 
加茂農産@福島県いわき市 ~薫り高く食べ応えあるナメコ~ 
 
中華料理 華正樓@福島県いわき市

 

とくに、萩シェフによる、アクアパッツァ、酒蒸し料理がお見事!
調味料はいわきの地酒「太平櫻」と塩のみ。塩は、入れる素材ごとに合う塩を、複数種類使っていました。

食べてみると、素材を入れるごとにふりかけていた塩の存在はほとんど感じず、素材の味がよく引き立っていてびっくり。そうめんとかパスタをいれてもよさそうなかんじ。

お料理中をスケッチしたのをお渡ししたら喜んでいただけました。

ぜーんぶ美味しかったのですが、私が「感動」レベルに美味しかったのが、地味ですがインゲン。
北瀬さんが持ってきてくれた、現在販売はしていない品種のものということでした。
いつも食べているインゲンよりも、サクッと香ばしくて、軽くて、風味も豊かだと思いました。

ラストのデザート。あまい麹に、旬の桃を刻んだものが入っていました。やさしい甘さで、蒸し暑い気候にほっとする味。

 

その後いろんな場所で歓談に花が咲き・・・。

別棟の販売コーナーで少しお野菜なども物色して、次の場所へバスで向かいました。

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100年以上の歴史を持つ、ヤマブン味噌醤油醸造元さん。

 

木の醤油樽、初めて見た~!

大きな樽は杉製。これを作る技術をもつ職人さんはもうほとんどいないそうです。
昔は、ピカピカの新品の樽は、造り酒屋さんで使い、ある程度使い込んだら、味噌や醤油屋さん、漬物屋さんへと使いまわしていくというサイクルがあったそうです。そうやって職人さんの仕事が途切れないようになっていたとか。

ささくれだったような表面をそっと触ってみると、予想に反してふんわりとやわらかい。
長い時間をかけてこんなふうにかわっていったんですね。

その他、いろいろご説明いただいたのですが、この時、私は正直かなりグッタリ気味でして・・・。
お昼ご飯をガッツリ食べすぎたのと、急な暑さと、さらに早起きの影響がまとめて襲ってきたようで、
かなり集中力を欠いておりました。とほほ。

てなわけで、スケッチも時間が足りずに途中でタイムアップ!ちーん。

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バスに乗っているうちに、満腹感も落ち着き体力ももどってきました。
最後に、ファーム白石さんへ。

できるだけ農薬や化学肥料を使わない自然農法で野菜の栽培を行っているそうです。

ハウスで、袋に入るだけトマトをとらせてもらいました。

この冬の大雪で被害にあい、苗をすべて買い直したりしたため、このイベントまでに実が色づくかもドキドキだったそうです。なんとか間に合ったものの、本来の味には達してない、とのこと。

でも私にはじゅうぶん美味しかった~。シェフの萩さんからお塩をパラリとふりかけてもらうと、また違う味わい。
やはり、夏の野菜は、夏に味わうと美味しいようにできてますね。

評判の焼きネギドレッシングとじゃがいも購入し、記念写真をパチリ。

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※Facebookページにアップされたのを拝借しました。

帰りのバス内でも、景品付きのクイズ大会あり。
お疲れでしょうに、本当にいろいろと気を使ってくださって、ありがたいやら恐縮するやら、でした。

バスは渋滞に巻き込まれることなく、スムーズに走り、20時頃に東京駅に着きました。

たった5000円払っただけで、こんなに良くしてもらっていいのかしらん、と思っていると
「ineさんは、いわきについて皆さんが身の周りで宣伝してくれることへの投資だと思ってくださっています」という言葉をきき、今日こうしてブログを書いています。
かなり駆け足バージョンでご紹介しきれてないところもたくさんありますが。

ineさん、FunTohokuさん、ほんとにお世話になりました。

関西人の私には、縁もゆかりもなかった福島県の地に、こうやって少しずつ縁ができて、やっぱりこういう時はインターネットすばらしや、と思います。

次回行けたら、お昼に食べるコメの量をもうちょっとおさえようと思います。
それほど、お昼後の苦しさはハンパなかったのです・・・。

今回の戦利品

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