【感想】「風の谷のナウシカ」

「風の谷のナウシカ」,日本,1984,宮崎駿,(TV)

もう何度となく見てるナウシカですが、ここ最近は久しぶり。10年くらいは見てなかっただろうな。
さすがにこのトシで見ると、いろいろと客観的に見ることができてそれはそれでおもろいね。

今回感じたのは、この、1回見ただけでは分からない複雑な設定、見慣れない聞きなれないコトバが飛び交うワケの分からない映画を、ヒットさせてしまったのはひとえにプロデューサーの力だったのではないか?ということ。
このときのプロデューサーというと、今の大半のジブリ作品のプロデューサーをやっている鈴木さんでなく、高畑勲さんですよね、たしか。
高畑さんのイメージって、地味だけどいい仕事をする職人肌のイメージで(あくまで勝手なイメージ・・・)、プロデューサーって感じじゃないんですけどね・・・。
でもこのワケの分からないこのナウシカという映画を、なんだかよくわからんが面白いし感動するぞって思わせてしまう、そんなタイミングで売り込んで世に送り出したのってすごい。もちろん、作品自体に強い魅力があってこそ、ですが。
映画ってほんと、いろんな人がそれぞれの役割を果たしながら作っているものなんですね。

やっぱりこの頃の宮崎作品が好きだなぁ。「ジブリ」って名前がまだない頃のやつ。
荒削りだけど、パワーがある感じ。
最近のはこじんまりとまとまってきてしまっている気がする。
こないだの「ハウルの動く城」は、わりと荒っぽいところがあって(=ワケわからんところもいろいろあって)、近年では好きなほうでした。

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