【感想】堀越 千秋「アンダルシアは眠らない―フラメンコ狂日記」

エッセイ,堀越 千秋,「アンダルシアは眠らない―フラメンコ狂日記」,集英社文庫

4087470059 アンダルシアは眠らない―フラメンコ狂日記 (集英社文庫)
堀越 千秋
集英社  1999-01

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最初は、勝手気ままでおしつけがましい文体が、なんとも読みにくく、ついていけないかも・・・と思った。
ところが4割近く読みすすんだあたりで、突然スッとなじんでくるようになった。
スペインのアンダルシアのヒターノ達の、だいたいの事情や人と成りについて、ひととおりの概略がつかめてきたとき、やっと、作者が語りたい内容が聞こえてきたという感じ。
その文体は好きにはなれないが、語っている内容は、とても興味深くて私の胸にも響くモノでした。
一度だけ旅行でいったスペイン、訪れたのはほんの一瞬だけど、私も南部のアンダルシア地方に惹かれました。海外旅行にいった国(そんなに多くないけど)、唯一「住んでみたい」と思ったのがスペインでした。

さて、この堀越千秋さんのフラメンコ(カンテ~唱)のライブを、明日聴きに行きます。
俄然楽しみになってきました。

追記)
ライブの感想です!↓
フラメンコは歌い、シェリーは語る(2008/6/18)

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