【感想】モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家-

モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家-, 損保ジャパン東郷青児美術館

たまたま見た雑誌で、ユトリロ展をやってるのを知り、新宿に出かけたついでに行ってきました。この美術館は初めて。西新宿の高ーいビルの42階にありました。

期待以上によかった!

中学校の美術部のセンセが、「壁といえばユトリロだ!」と連呼していて覚えたユトリロの名前。
絵のこと以外は全然知らかったんですが、若い頃からアル中で、売れっ子画家ゆえに家族に搾取され、家に閉じ込められながら絵を描き続けたという、悲劇的な人生をおくった人だったんですねぇ・・・。

私自身が、もともと街並みの風景が好きなので、どの絵もすごく心にビビッとくるものでした。
モノをかきこみすぎないサッパリすっきり感と、壁などはしっかり塗りこんだ重厚感と、その相反する感覚のバランスが絶妙。これはまさしく「部屋に飾りやすい絵」だ。そりゃ売れるやろなーと思いました。

点数もたっぷりで、見ごたえありました。
7/1までやってるので、興味のある方はぜひお立ちよりください。

そうそう、とても楽しかったので、図録を買っちゃおうかなーと見本誌を見てみたのですが、実物とはまるでかけ離れた感じがしてやめました。
ほんま、図録で見るとなんかすごくガッカリしちゃうんですよね。なんであんなに違う!と感じるんだろう。
ということで、いつもどおりポストカードだけ購入して帰りました。

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