【感想】角田光代「八日目の蝉」

角田光代、「八日目の蝉」,中央公論新社

八日目の蝉
八日目の蝉 角田 光代

中央公論新社 2007-03
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舞台が小豆島に移ったあたりから、2部、そしてラストまで一気に読んでしまった。

TVドラマ放映時、NHKの予告映像を何度も見ていたから、希和子のイメージは檀れいになっちゃってた。
ドラマ版のキャストを見ると、わりとみんなイメージ通りでいい感じ、とおもったけど、いろんな人の感想を読むと、映画版のほうも、違う視点でかなりよく作りこんでいて、役者さんみんなよかったみたい。

わたくし、そんなに行ったこともないのに、香川~愛媛あたりの風土・気候にすごく好感があります。
温暖で、おだやかな気候。のんびりしてて、でもちょっと独特でおもしろい人達(私の友人知人でこのへんの出身はなんかみんなおもしろいんだよな・・・)。
なので、読んでてますます行きたくなっちゃった。

いろいろと泣き所はあったけど、私が一番グッときたのは、小豆島に行く直前の、恵里菜(薫)が駄々をこねて千草がとりなすところかな。

千草のセリフ「私、自分が持っていないものを数えて過ごすのはもういやなの」

に、ホロリときました。

 

 

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